4月くらいからプログラミングの授業(プレですでに始めている子もいる)を行う準備をしているのですが、何を目的にしてやるべきか?というのが重要になってきます。
新井紀子『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』(東洋経済新報社 2018年)や色々な書籍には、プログラミング授業やアクティブラーニングは絵に描いた餅だと批判もされていますが、とりあえずは学校でも始まるということなのでどうすれば有益なものになるか?というのを考えています。
当然、基礎となる読解力がないと非常に難しいと感じるのは間違いないと思います。
なので、読解力(国語)のトレーニングは必須にしないといけないと思います。
その上で、プログラミングのトレーニングをすることで何を得られるか?ということを考えると、
- 仕様書通りのプログラムが書けるようになる(テキストに沿ってプログラムを作成する)
- 自ら仕様書を作成しその通りのプログラムを書く(簡単なものでもよいので自分で設計する)
要するに、読解と作文みたいな感じですよね。
しかも、少し難しめに書きましたが、スクラッチを使えば言語を使ってプログラムするわけではなくビジュアル的に書くことができるので子供たちにもやりやすいと思います。
題材は何でも良いと思います。
ソフト(スクラッチ)だけでも良いし、ハード(ロボットなど)を組み合わせも良いと思います。(ロボットなどを取り入れると工作も含まれるので私としては楽しそうだ。笑)
とにかく、文を読み、もしくは図を見て、それを理解し、正しく出力できる。まずはこれが重要じゃないかなと。
更に、それができるようになったら、橋本有人 『非常識なSPICA式算数勉強法』 (新星出版社 2019年)にも記載があったと思いますが、自分の意図しているプログラムのフローチャートを作成し、実際そのプログラムが思い通りに動くか整合性を取り、その誤差をチェックしていく、という大きな目標にチャレンジできるんじゃないかな?と思うわけです。
でも、結構難しいと思います。
それでも、大きな目標を達成できなくても、読解力を養成する手助けになるのなら、プログラムを道具として使うのもひとつの手なのかなと考えています。(そこから伸びる子もいるんじゃないのかな)
プレでやっている子達はかなり楽しくやってくれているようなので、少人数でも良い(多分少人数でしかできない・・・笑)のでやってみようと思います。