先日小学校のイベントで、「サイエンスアドベンチャー」というものがありました。
初めて行ったのですが、これが楽しかったのなんの!
まだまだそこにいたかったのは私だけでしょうか…(笑)
熱気球
ショーが始まり、まず最初に熱気球が上げられました。
アルコールランプで空気を熱して、ゴミ袋をつなぎ合わせたものに暖められた空気を送り込み、飛ばす、というわかりやすいものでした。暖かい空気は上昇し、冷たい空気は下降するという、空気の対流の学習ですね。
大きな空気砲
舞台の上に怪しげな箱があり、子どもたちの協力により振動が加えられ、空気砲が撃たれました。
煙の正体はスモークマシンによるスモーク(煙)で、もちろん無害です。
何でできてるか、気になるので調べてみました。
スモークマシンはフォグマシーンとも呼ばれ、専用の液体を機械に入れて、ヒーターで熱し、気化させて霧を発生させるようです。
スモーク専用液の成分組成は、グリコール類、及び精製水です。グリコール類は冷凍食品の保存や蒲鉾など練り食品の乾燥防止、パンの艶出し、あるいは化粧品・医薬品などに広く使用されている安全性の高い成分です。
(DainichiのHPより引用)
なるほど。舞台演出などで使われるものも同じ原理で、水蒸気よりもちがよいようですね。
でもこれだけの大きさの空気砲はなかなかないようで、作るのも大変だと先生は言っていました。
初めて見た空気砲ですが、とても興味深くて感動しました。そしておもしろい逸話が…
日本では米村でんじろうが科学技術館などでのサイエンスショーやテレビ番組などで空気砲を披露し広まった。もともと米村が都立高校教師時代に、アメリカへの視察でたまたま見かけた渦輪生成のデモンストレーションに興味をもったのがはじまりであった。日本へ帰国後、試行錯誤の末に、密閉した段ボール箱の一面に穴を空けその中に煙を充填した後、箱の側面を叩くと渦輪を発生、観察させることができることを見つけた。米村はこれを高校の授業やガリレオ工房で披露した。米村は、最初のころは渦輪の英名である「ボルティックス・リング」や「エア・バズーカ」と呼んでいた。しかし、それでは今ひとつ伝わっていないと考え、「流体力学の渦輪の観察に遊びの要素を加え、ドラえもんの秘密道具にあった空気砲と呼ぶようになった」と米村は回顧している。
「空気砲」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(2019年12月11日 (水) 15:15 UTC https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A9%BA%E6%B0%97%E7%A0%B2)
ドラえもんからですか?!素晴らしいですね~!そんなとこからヒントを得たセンスが素敵です。困ったときにはドラえもん頼み?!
液化窒素で瞬間冷凍
-200℃の液化窒素に、ものを入れる実験でした。
ほうれん草のような草は一瞬で凍り、手でつかむと粉々になりました。
バナナは凍らせるのに少し時間がかかりましたが、凍るとカチカチに硬くなって、ハンマーのように使うことができました。
考えてみたら恐ろしく凄いことだと思いますが、思ったより感動がない自分を不思議に思いました。
昔、どこかの博物館でバラを凍らせる実験を見たのを思い出しましたが、そのときもそうでしたね。
感じる対象がこれほどまでに違うんだなぁと思ってしまいました。
スライム
ショーが終わり、ようやく各ブースへ移動しながら工作の時間となりました。
まずどこに行きたいか子どもに聞いたら、
「スライム~!」
個人的には、水晶探しや望遠鏡づくりに行きたかったのですが、仕方ないですね。
絵具に水糊と洗濯糊とホウ砂を混ぜて作りました。
最初は金と紫で作り、うまくいきましたが、子どもが他の色も作りたいと言い出したので、再び列に並び…
今度はピンクと黄色に挑戦。ところが赤が入るとうまく固まらず…銀に変更。
色素の成分によっては成功するものとしないものとがあるようです。
詳しくはまた回を改めて調べてみたいと思います。
氷の結晶
シャボン玉の液体を枠につけて冷凍室に入れると、すぐに凍り始めました。
写真にはうまく写せなかったんですが、樹枝状に結晶が作られている様子が肉眼で見られて驚きました。これは感動!家でもやってみたいですね!
ゆっくり玉
今度はピンポン玉に水糊を入れて、穴をシールとセロテープで閉じ、ゆっくり玉というのを作りました。
これを斜面に転がすと、ホントにゆっくり移動するじゃないですか!
中の水糊が移動するのに時間がかかるからですね。これはなかなかおもしろかった。
でも、年少の子どもからすると、
「転がらないから全然おもしろくなーい!」
そうきたか。見かねた担当の先生は水糊を入れていないピンポン玉もくれました^^;
子どもを連れていると、正直に感想を言うので時々冷や汗をかきますね。
ヘビダンス
紙コップに穴をあけ、モールでヘビを作り、穴に口を近づけて声をかけると…
ヘビが踊りました!声の振動が空気を伝わってヘビを動かしたんですね!
でもこれ、担当の先生はまるで魔法使いのように上手にヘビを動かしていたんですが、
私がいくら声をかけてもまったく動かず…。さてはヘビ使い?と思うほど。
その後も何度か試しましたが、娘のほうがうまく動く…なぜだ???
これもまた回を改めて調べたいと思います…(泣)
ペーパージャイロ
紙を折るだけで、飛行機のように飛ばすことができるというもの。
実際、紙ヒコーキの要領でスッと投げると、シューっと遠くまで飛ばせました。
これも力学的な何かが関わっているんでしょうか?
こま
木片に石のシールを2つつけて、右に回したり左に回したり。回しやすい方向があるとかで。
これまた奥深いものがありそうです。
星の砂・太陽の砂
沖縄で見られる星の砂ですが、なんと顕微鏡で見せてもらえました!
ここではその写真はお見せできないのですが、うれしいことに少しもらえたので、帰ってからスコープで覗いてみました。
ホントに星型!しかも穴が開いている!
そして六角形に突起が出ているのもあって、これは太陽の砂とのことでした。
いや~、私としてはこれが1番楽しかったですね~!
そして図鑑のコピーのようなものをもらいました。
この星の砂・太陽の砂は有孔虫の一種のようですね。中には土星の砂というのもあるようです。
これまたもっと詳しく調べたいところ…。興味は尽きないですね。
鉱物探し・アクセサリー作り
ガーネットと黄鉄鉱を探してそれをオリジナルのアクセサリーに組み入れられるというものでした。
顕微鏡で探すのですが、ほんの少しオレンジがかったような赤味のある鉱物でした。
肉眼でも見分けられるほどの大きさでしたが、小さいながらもピンセットで選んでいく作業が楽しかったです。
アクセサリー作りは…スパンコールのビーズの上に鉱物を並べてボンドで固めるのですが…すぐに袋に入れたためか、時間が押しててあせったせいか、正直、あまりうまくいきませんでした。
いやいや、ホントに充実した時間でした。子どもたちも楽しめたようでよかったです。
来年もまた行きたいですね。年に数回あったらもっとうれしいのですが…。欲を言えばきりがないですね。
楽しみに待つことにします♪