当塾の幼児クラスは、とにかく手先を動かしながら、想像したり、思考したりしてもらっています。
というのも、手先を動かすことは、脳にとてもよい刺激を与えてくれると言われるからです。
幼児だけでなく、お年寄りにも老化防止に良いとされていますよね。
また、それを後押ししてくれたのが、モンテッソーリ教育です。
モンテッソーリ教育とは?
モンテッソーリ教育は、将棋棋士の藤井聡太が幼児期に受けたことで注目されましたが、他にもGoogleの創立者であるサーゲイ・ブリン とラリー・ペイジ や、 Amazon.comの創立者ジェフ・ベゾス、アンネ・フランクなどが受けています。
内容としては、ひも通しや箸運びのような日常生活の練習、
絵カードによる言語・文化教育、
ドーナツおはじきによる算数・感覚教育です。
モンテッソーリ教育を実践する幼児教育施設は「子どもの家」と呼ばれます。「子どもの家」では、以下の4つの要素を満たす「整えられた環境」が準備されていることがポイントです。
1.お子さまが自由に教具を選べること。
2.「やってみたい」とお子さまが思えるおもしろそうな教具があること。
3.社会性や協調性が促される、年齢縦断型のクラス編成をすること。
4.お子さま一人ひとりの発達段階に応じた環境を整備し、お子さまの自己形成を助ける教師。ベネッセ教育情報サイト「モンテッソーリ教育ってどんなもの?保育園・幼稚園の特徴や教育内容をご紹介」2017年5月30日更新(最終閲覧日:2020年2月17日)https://benesse.jp/kosodate/201705/20170530-1.html
当塾では、これを知っていて目指していたわけではありませんが、似たような環境は作れていると思います。
幼児クラスの内容は?
子どもたちには教室に来たらまず、自分が今日やりたいものを選んでもらい、それをしばらく使って遊んでもらいます。中にはその子にとって難しいものもあり、助けが必要なときは、どうしたらうまくいくか、手本を示しながらサポートします。よく集中しているときは、はたで見守っています。そのあとで、紙の教材を使い、数や文字の学習や受け答えによる学習をしたり、絵を描いたりはさみで切ったりと、様々な活動を行います。文字はまだ読めない子でも、音読をすることで聞く力やリズム感を養います。
終了の時間になると、幼児の子たちからは「もっとやりたかった~」「楽しかった~」という声をよく聞きます。きっと遊びの延長で、楽しくて時間を忘れるほど集中できているのだと思います。
小学生になると、突然、教室の中で椅子にじっと座り、先生の話を聞いたり作業をしたりしなければなりません。しかも45分間、5限もあります。それまでも保育園や幼稚園で、そのようなことはしていたかもしれません。ただ、落ち着いた環境で、静かに物事に集中するという時間は、なかなかなかったのではないでしょうか。
考えるクセづけをする。
遊びながら学べて、かつ思考する力を養える。
小学生の学力、特に思考力の差は、本当に大きいものです。
低学年ですでに大きな差が出ているのです。
そう考えると、幼児期ならではの時間って大切なものだと思いませんか。
幼児教育は、意外と重要なのかもしれない、と思う今日この頃です。