先月『アナと雪の女王2』を見てきました。
長女にせがまれたのと私自身見に行きたいというのとで。
ネタバレにもなるので、まだ見ていない人はご注意くださいね。
見る前のCMから受けた印象は、正直なところ「暗い」「怖い」というマイナスの要素ばかり。
あの「あ~ああ~♪」という声の影響もあるでしょう。
果たしてその印象を払拭できるほどのものがあるのか、という気持ちで見に行ったのですが…
ありました!!十分にありました!!
その「暗い」「怖い」イメージは、声を求めて出発した冒険の中でつきまとうのは確かで、
それは未知の旅には現実でも存在する「不安」から来るものであって、
それが命懸けで危険なものであるからこそその「不安」が大きくなり、
「暗い」「怖い」旅にさせている。
死ぬかもしれない。愛する人を失うかもしれない。
不安で怖くてたまらない。
それでも、それ以上に、その道を進もうとする強い気持ちが素晴らしい。
自分自身が何者であるのかを知ろうとする勇気。
自分を直視しようとする強い気持ち。
そしてそれを支える周囲の者の強さ。
とにかく作品全体にその力強さがあって、
そんな「暗い」「怖い」イメージを打ち払うほどたくましい。
気付いたら、見終わった後、涙が流れていました。
驚いたことに、一緒に見ていた長女も。
言葉でどうとかは言ってこなかったし、表現できなかったのかもしれないけど、
きっと感じるものがあったのでしょう。
最近私に訴えてきます。
「また見たい」と。
なんと次女も同じように言ってくるのですが、
次女の場合はよくわかりません。
だって彼女は映画館でずっと「おウチにかえりたい」と言ってましたから(笑)
引き留めておくのにお菓子を食べさせ、膝に乗せ、おもちゃを買う約束をして…。
とにかく大変でした。
でも見に行ってよかったです。
歌は聞けば聞くほどいい
主題歌も挿入歌も、1と負けず劣らず素晴らしいです。
最初の「暗い」イメージは歌にもあったのですが、
聞けば聞くほどそんなイメージはなくなっていき、むしろ力強さが出てくる。
まるで噛めば噛むほど味が出る白米みたいな。
そのせいか、1より2のほうがずっと好きになりました。
キャストも素敵ですよね。
エルサ役の松たか子は期待通り圧倒的で力強いし、アナ役の神田沙也加も歌を聞くと今でも涙が出ます。
イドゥナ王妃役の吉田羊の歌も何気に意外で良い。
何よりも新鮮だったのは、オラフ役の武内駿輔。1のピエール瀧の後継なのに、それを思わせないほど違和感なく、歌もとてもうまい。しかしまだ22歳という若さには驚いた。第二の山寺宏一と言われるほど注目されているようで、今後が楽しみです。
まだ日本版しか見ていないので、DVDが出たら買って字幕版も見てみたいですね。
授業でもシーンの紹介などしていきたいと思います!