国語は3月からになりますが、これまで1時間(60分)だった授業時間を1時間40分(100分)と大幅に増やすことにしました。
背景としては、英語の4技能養成も関係していますが、そもそもの思考力をじっくりと育てる時間があまりにも少ないということが挙げられます。
英語では、入試で問われていた「読む、聞く力」に、「書く、話す力」が加わる方向になってきましたが、
国語では、「読む、書く力」が問われるばかりで、「聞く、話す力」はあるとすれば面接でのやりとりくらいです。
日本人は外国人に比べると「自己表現やプレゼンが苦手」というのは、私が小さい頃からずっと言われてきていることです。
東大卒でも英語が話せない人が多い、というのも、「控えめな日本人だから」として放っておくのではなく、やはり根幹にあるものを考えなければいけません。
それでも教育は変わらずに、国語である日本語で自己表現の練習をしないまま、英語でそれができるかと問われる時代となってしまいました。
突然、です。そんなものできるわけないじゃないか、というのが本音ですよね。
ですが、これも練習してコツをつかめばできるようになるんです。
思考力を鍛えよう
ただ、そもそもの日本語での自己表現の方法、論理的に思考して発表する、ということがある程度できていないとやはり難しいんです。所詮は言語。日本語の文章力がないと英語でもいずれは限界が見えてきてしまう。
なのでやはり日本語としてきちんと自己表現の練習をする必要があるんです。
開塾以来、多くの生徒を見てきて、それを痛感しました。
国語を立て直すべきではないかと。思考力を鍛え直す必要があると。
そこで次年度からようやく念願が叶い、時間が持てるようになりました。
もちろん、自己表現の基礎力となる漢字や言葉、文法も養成しますが、
何より思考を徹底的に鍛え、さらに意見を持つ練習をし、それを発表する力をつけます。
思考を鍛えるとは、道筋立てて文を作る、あるいは文の筋を読む、つまり論理的に考える力を養うということです。
作文や読解はその延長にあります。
思考力なしに問題を解決することはできません。基礎力なしに応用させることはできません。
これはどの教科においても言えることです。
ちなみに、中学生の国語だけではなく、小学生の国語も次年度から変える予定です。ご期待ください。
さて、その国語の時間ですが、水曜日の19:20~21:10(100分)となります。
無学年で行います。ぜひご検討ください。
他の科目もよろしければご覧ください。